プロフィール

香菜

Author:香菜
大槻ケンヂ先生、narasakiなっきー、ルーク篁さま、ANGEL-TAKAさん(肉眼で確認できる唯一の天使)、クラオカユウスケさん、点々さんが大好きです。

好きなバンドはCANTA、宇宙戦隊NOIZ、えんそく、My BACTERIA HEAT IsLAND、特撮、筋肉少女帯、coaltar of the deepers、INO HEAD PARK、eversetなど。

ライブという空間が生きがい。
しかし対社会スキルが異様に低いので人が多い場所ではキョドります。すみっこで生きてます。
脳内ダダ漏れチラシの裏blogです。
生まれてすみません。
Twitterでは「ザジ」という名前です。
どちらでも呼びやすい方で呼んでくださいませ。

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ザジ、あんまり殺しちゃだめだよ。
2016-09-25 Re:MY BACTERIA HEAT ISLAND ONE MAN LIVE「RETURN TO DUST」
私の大切な場所とお別れをしてきました。

Re:MBHI活動停止前ラストワンマン。

点々さんは、来年またRe:MBHIやりたいっておっしゃってたから、
私の認識とはかなり乖離している自覚はあるけれど、
いまの形で帰ってきてくださるなんて簡単には思えないし、何かしら違う形式になるんじゃないかなと思う。

点々さんは、新しいバンドの活動が始まる。「ラッコ」のてんてんさんになる。

だから私は、MBHIの、Re:MBHIの点々さんとは一旦お別れしなきゃいけない。

そういう強迫観念は間違ってるかもしれないけど、そうしないと前に進めないと思った。
新しいてんてんさんのことは、またはじめから好きになる。


Re:MBHIの半年間の活動、通算17回のライブ。私は運良く、すべて見届けることができた。

必死になったのは理由があって、My BACTERIA HEAT IsLANDの時には
半分もライブに行けなかったからだ。
いつかMBHIが2回目のワンマンツアーをすることがあったら、その時に初めて遠征しようと願掛けをしていて、
それは叶わないまま活動休止してしまったから。
もう後悔したくなかった。点々さんから目を離したくなかった。

振り返れば、MBHIとRe:MBHIだって、名前が共通している以外はまったくの別物だった。
MBHIはバンドだったかれどRe:MBHIは点々さんのソロプロジェクトで、
構成メンバーさんも違えば、曲も違う。
だからあの時も、私はまたはじめから好きになったんだ。

Re:MBHIの活動発表から音源の公開まで2ヶ月ほどあいだがあいたから、
音を聴く前は、また点々さんのことを好きになれるかなと不安だったけれど、
Youtubeにupされた音源は、MBHIとは全然違って、だけどどれも衝撃的なかっこよさだった。
私はたちまち、Re:MBHIに夢中になった。
それに、点々さんのソロプロジェクトではあったけれど、サポートメンバーさん全員のことが本当に好きだった。


歌う曲が変わっても、点々さんは点々さんで。
私は点々さんの声が、世界で一番好きで。

だから両手を広げてすべて受け入れられたらいいのに。
今回の活動停止と新バンドの発表を、私は素直に受け入れることができなかった。

Re:MBHIは本当に素晴らしい音楽とライブパフォーマンスを誇るプロジェクトだったと思っているし、
半年間の活動で停止してしまうような、そんな幕切れはあまりに早すぎると感じた。
もっと沢山の人に届くまで、続けてほしかった。

でもそれは私の勝手な感慨だ。
それに、ファンから見えることだけがすべてではない。
不可抗力もあったのかもしれない。


何より、点々さんが歌い続けるために、ステージに立ち続けるために。
求められる場所で、輝ける場所で咲くために選ばれたのが新しいバンドでの活動ならば。
過去のご自身を超えるくらい、がむしゃらに闘ってほしいと思っている。


ライブの記憶が全然ない。私はぼんやりとしすぎていた。
うっすらとしか書けないけど、覚えておきたいことのいくつかは書き残します。


点々さんのことが死ぬほど好きだった私の、お葬式のつもりで参加したライブだった。
頭を振ることも拳をあげることもできないまま、後ろからぼんやりと見ていた。

世界の外側から、空の上から見ているみたいに。
あの人が支配する空間を眺めていた。


痛々しい恋。どんなに否定しても私の点々さんへの感情は恋心に似ていたと思う。
どんなに手を伸ばしても届かない、苦くて甘美な、歪な愛情。

次に好きになる時は、もっとまっすぐに歪まずに、好きでいられたらいいな。


長すぎる前置きはここまで。そんなに書けることがないけど、少しだけ書かせてください。

<2016-09-25 Re:MY BACTERIA HEAT ISLAND ONE MAN LIVE「RETURN TO DUST」感想覚書>



客観的なことはほとんど書けないよ。個人的な感傷の話に終始するけれど、
それでもよければ読んでいってください。

ライブ前に点々さんがこんなことをおっしゃっていたので。


会場SEをShazam(アプリ)で確認したりしていたのだけど、
わかった範囲で
・Blue Herb「Get Ready」
・Basement Jaxx「Close Your Eyes」
・Sheena Ringo「Umbrella」
・木村カエラ「You Bet!!」
・木村カエラ「Tree Climbers」
・水曜日のカンパネラ「桃太郎」
が流れていた。おそらくもう1曲あるのだけどわからなかった。
それにしても桃太郎って。意味深だな、と思ったりしていたのだけれど。

桃太郎が流れ終わったところで1曲目に戻ったので、ちょうど開場から開演の30分に収まるようにセットしていたのだと思う。10分くらい押しただろうか。

開演のタイミングで、SEが一旦途切れて、水曜日のカンパネラ「桃太郎」に切り替わった。

桃太郎が流れる中、higiriさん、アガサさん、リヒトさま、真平さん、とお一人ずつ登場されていって。
先ほどまでの会場SEと音量もほとんど変わらなかったから、登場SEとは最初は気付かないほどで、
何かの間違いというか切り替え忘れてるの?なんて思ったけれど、

赤いジャージの点々さんが最後に登場された時、その意図をぼんやりと理解した。

「Re:」My BACTERIA HEAT IsLAND。

そう、My BACTERIA HEAT IsLANDの最初のコンセプトに戻ってきたんだ。
鬼ヶ島に向かう途中の、腐乱した桃太郎に。

推測だけれど。

My BACTERIA HEAT IsLANDは、私にとってはいつか帰りたい場所で。
でもその場所はとっても遠くて。

だからそれだけでもう、胸がきゅっとなっていたのだけれど、
ステージ後方のスクリーンいっぱいに、点滅するようにして文字が映し出されて、
最初の曲のイントロが始まった瞬間、崩れ落ちそうになった。

この曲を、1曲目に選んだんだね。点々さんの大切な曲。

そして、私が世界で一番、焦がれている曲。

1. 無題(My BACTERIA HEAT IsLAND)

会いたかった。本当に会いたかった。音源化されていない、MBHIの曲。
MBHIとお別れした2015年7月20日も、Re:MBHI始動ワンマンの2016年4月2日も、この曲が1曲目だった。
伝えたいことが込められすぎていて、タイトルが決められないから「無題」なんだって。
MBHIの頃に、点々さんがお話しされていた。

MBHIが休止して、点々さん以外のメンバーさんが全員脱退されて。
Re:MBHIが発表されるまでの空白の約半年間、この曲が私の支えだった。

「何色に見えてる?変わらないよ僕にはデジタルでしかなくて」
「でも君に触れたなら 嘘のように世界は色づく 奏でるように」

「もう一度壊して 1からやり直す勇気が今なくても」
「いつだって間に合うさ だから僕の声を探して 奏でるから」

「声帯は出来悪いかもしれない だから下手だろう?」
「でも君が一度は愛してくれた この声が、好きなんだ」

「感性を 君に授けよう」


点々さんの声を、探し続けることが、きっと私の人生で。生きる意味で。
何度はぐれても、また出会えたらいいなって。そう、噛みしめながら生きていたよ。

Re:MBHIとしてこの曲を演奏されるのは4月に続いてわずか2回目。
だから封印されたんだと思っていた。聴けるなんて思っていなかった。
Re:MBHIの編成で、リヒトさんのピアノが加わったアレンジで聴く「無題」は本当に美しくて。

点々さんの声が、透き通るように刺さる。射抜かれるようだった。

自分のぐちゃぐちゃの感情の弔いをしにここへ来たつもりだった私は、
この1曲だけで赦されて、救われた気持ちになった。

だからこの先の記憶が全然ない。
文字通り嗚咽していた。肩を震わせて泣いた。泣かせてほしかった。
本当に、「無題」に会いたかった。うれしかったよ。


2.ナイフ

余韻に浸る余裕もなく、「ナイフ」が始まって。
MBHIで一番大切な曲と、Re:MBHIで一番大切な曲を、立て続けに演奏されてしまった。
まいったなあ、なんて思いながら聴いていた。

この曲も音源化されていないから、スクリーンに流れる歌詞を必死に目で追ったけれど、ほとんど覚えていられなくて残念だ。

黄色い線の外側歩いた、と点々さんが歌っているところで、字幕が「内側」になっていたのは気になったけれど。
意味からしても「外側」が正しいのでは、と思う。


断片的で繋がっていない部分もあるけれど、覚えている限りのことを書き留めたい。

「誰もいなくなってしまえばいい 誰にも会いたくない機械的な日常」
「息もできない」
「黄色い線の外側歩いた 丸ノ内線の 列車到着の風に包まれて」
「もしこのまま僕が僕を辞めたら 生きてる意味などない」

「今すぐ戻ろう 腐った情報デリートし 心にナイフを持っていた少年時代へ」
「無邪気に人を愛せたあの頃へ」
「すべて切り裂けばいい 醜い世界も醜い価値観も 僕らを騙し続けた時間も」

「想像力が乏しいなら それが騙されてる証拠」
「くだらないことで笑い合って泣いて」
「醜い自分をナイフで切り裂いて」


点々さんはMBHIの頃は強固に構築された世界観に沿うような、難解とも言える詞を生み出してきたと思っていて、
私はMBHIから点々さんを知ったのでそれがスタンダードだったけれど、
それまでのご経歴からすると、むしろ振り切っているくらいに方向性が違ったのかもしれない。
とはいえ、言語センスの独特さは本当に光るものがあるし、それは餞の頃から変わらないと思う。

それでもMBHIには「凶の世界」とか、仄暗い内面をそっと掬いあげるような、
パーソナルな部分がうかがえる曲もあったし、
Re:MBHIではそんな、点々さんの内面、葛藤といった側面をさらに強く感じるようになった。

共通しているのは孤独感。

点々さんはそのご経歴の中で、「カリスマ」と称されることが多かった人だと思う。
類稀なオーラをまとう人だから、ステージの上では本当に光を放つようで。
それゆえに孤高であったと思う。点々さんにしか見えない世界があって。きっと理解されなくて。

点々さんの声ににじむ切なさが本当に好きだった。
命を削るようにして歌う姿が。
まだライブ中なのに、私の脳内は「過去形」でいっぱいだったな、と振り返って思う。
私は私とお別れしなきゃいけない。点々さんを、MBHIの点々さんを好きだった私と。


このあたりで一度お話しされてたかな。もうちょっとあとだったかな。
MCというほどではなくて、煽る程度だけれど。


点々「場所関係ねえぞ!!後ろまで全員の顔、見えてるからな!」

ああ。いつもどおりの点々さんだなあ。とぼんやり思った。

点々「もっと前に来てさ、1人しか入れないところに3人入るくらい詰めてくれたらいいなと思ってるから・・・笑」

この日の私は頑なに後ろで観たかったから、点々さんにどんなに煽られても前にも行かないしモッシュにも混ざれなくて、それは本当にごめんなさいと思った。

Re:MBHIになってから、この日までの16回のライブを、すべて3列目以内で観ていた。
だから全容がつかめていなかったんじゃないかなって思っていて、
最後のこの日だけは、遠くからステージを眺めると心に決めていた。
点々さんが支配する空間を、俯瞰したかった。


3.能力者

この曲に入る時にマイクスタンドを使い始めて(無題でも途中まで使ってらしたと思う)、
能力者ではいつもそうやって歌ってらしたな、と思いながら見ていた。

肘から先を垂直に上げるようにして、指先で宙を差すようにする仕草が本当に好きだった。
この曲を歌う時の点々さんは翳りがあって、とても妖艶だった。

後ろから見てたから、サポートメンバーさんも全員本当にかっこいいなって、よくわかったよ。
3月の初ライブから、ライブを見るたびに好きになっていったよ。

最初はとても控えめなステージングだった真平さんが徐々に、とても楽しそうにギターを弾かれるようになったこととか、
アガサさんのベースが耳に飛び込んでくるようで衝撃的だったこと、そしてこの人はなんて点々さんの声を愛してくれてるんだろうって胸を熱くしたこととか、
リヒトさんが少年のように儚くて綺麗な佇まいで、それでいて狂気をはらんだような鍵盤を弾き散らかす姿にときめいたこととか。
全部ぜんぶ、思い出したよ。

ヤスさんが離れてしまったことは、ヤスさんのスネアの音がとても好きだったから寂しかったけど、
higiriさんがどんどんRe:MBHIに馴染んでいく過程も、胸を打つものがあった。


4.燃ゆる東京

途中で点々さんが「円作れー!」って叫んで。
サークルモッシュさせて、それを楽しげに見下ろしていた。その視線がとても好きだった。
そのあとは、「今から逆ダイな!」とか言って、4月2日ぶり?かな?の逆ダイもさせたりとか。

燃ゆる東京は真平さんがワウ踏む貴重な曲だから、みんながサークルモッシュしてるあいだにもかっこよくワウ踏んでらして、私はそれを眩しいような気持ちで見ていた。


点々「まだまだ足りねえんだよ!もっといけるよなあ?散らかしていけるか?!」


5.ハゲ散らかしたジョニー

Re:MBHIの曲としては初めて世に出た曲。
MVが公開された日のこと、よく覚えている。活動の発表から音源の公開まであいだがあいたから、
どんな音を聴かせてくれるのか期待もしていたけど不安もあって。
結果、MBHIとは全然違う音だった。まったく違うベクトルだけれど、凄まじくかっこよくて鳥肌が立つようだった。
何より、ピアノの音がこんなに心地よいものだということを、思い知らせてくれた。
ピアニストのいるロックバンドというものを、私は特撮と筋少(どちらも三柴理さん)くらいしか知らないから、
鍵盤弾きの人は狂気じみているのがいいなと思っていて、
リヒトさんはその清廉さと狂気を内包した美しい佇まいが、本当に理想のピアニストだった。

この曲もモッシュ曲なので、フロアの前方はかなり激しいモッシュゾーンになっていて、
点々さんが少し遠い目でフロアの光景を見ていたように思った。
Re:MBHIの点々さんは、鋭さもあったけれど、どこかいつも楽しそうだったなって、そんなことを思い出していた。
最初の数回のライブでは、フロアの空気をつかみかねてもどかしそうに感じることもあったけれど。
いつしか、1回1回のライブを楽しむことにシフトしていったように思う。勝手な印象だけれど。

だからね、時々遠い目をするのは、終わりを見据えていたから、儚いことを知っていたからかな、と考えたりもするよ。


曲終わりで、ふっと暗転すると、メンバーさんの名前を呼ぶ声が響く。
リヒトさんが、抑えめの音量で、悲しげな旋律を奏でてらしたと思う。

点々さんがお話ししようとスタンドマイクに手をかけると、歓声がすっと静まる。

点々「静かにしなくていいよ!ずっと声出してていいから。静かな曲でも、全身全霊で、全力で楽しんでほしいからさ・・・」

言い回しは正確ではないけれど、「全身全霊」という言葉をおっしゃったのは、はっきり覚えている。
私も好きだよ、その言葉。

点々「今日は本当に、来てくれてありがとうございます。心を込めてこの曲を歌います。Wonderland」


6.Wonderland

点々さんがこの曲を歌うときの感情の込め方がとても好き。

私は点々さんの声が世界一好きなのだけど、声ににじむ悲痛な切なさ、みたいなものに、
どうしようもなく惹かれているのだと思う。
それがこの曲ではとても如実にあらわれているから、とてもえぐられる。

この日も点々さんの声は突き刺さるようだった。

「タチの悪い拗らせた私は」という歌詞があるのだけど、
この日は「タチの悪い置き去りの君達は」と歌ってらしたように思う。そんなことは初めてだった。
どうしてだったのかな。置いていかないでよ。
取り残されるような気持ちでこの日のライブに参加していた私には、鈍い痛みとなって響いた。

ギターソロに入る前に、点々さんが真平さんの方をさして、ギター!と叫んでいたと思う。
真平さんのソロはいつも端正で美しくて好きなのだけど、
Wonderlandのソロの泣き具合は本当に素晴らしいと思う。いつも見入ってしまう。


7.プラスチックマン

この並びで聴くとより刺さるものがある。
この曲も点々さんの孤独さがにじむような曲だから。

私は表面的にしか点々さんのことわからないから、人懐っこくて愛したがりで愛されたがりな寂しがり屋に見えているけれど。

Re:MBHIの歌詞は、人を愛せなかったり、愛を失ったりするもどかしさと苦悩がにじむことが多くて、
点々さんという孤高のカリスマの孤独さに、思いを馳せたりしていた。

「はぐれてからもずっと地ばかり見て歩いた」と歌いながら、地面を指差す仕草が痛々しかった。
泣いているみたいな声で。

点々さん、フロアを射抜くように見渡すこともあるけれど、
時折ここにいないみたいに、私達のことが見えていないのかなって感じることもあって。
この曲のときはちょうど、そんな風だった。

世界でひとりきりの点々さんを、外界から見ているみたいだった。

私はそんな点々さんが好きで。もしかしたらそれは残酷なことなのかもしれない、と思った。
身を削るようにして、命を削るようにして、孤独に耐えながら歌うこの人が好きなんだって。
私が点々さんに期待することはあまりにも酷だ。


8.アイスピック

3月の、初めてのライブのときから演奏されていた曲だけれど、
音源にもなっていないし、夏のツーマンシリーズでも途中から演奏されなくなってしまって、聴けたのは久々だったと思う。

少しジャジーな雰囲気もあって、ゆるやかなテンポが心地よくて。
点々さんの歌声の新たな可能性を、感じさせてくれた曲でもあったな、と思い出していた。
こんな風に大人びた切なさも表現できる人なんだ、って。

Bメロにあたるのかな、とあるパートの3連のリズムに合わせて、足踏みするようにステップを踏む点々さんが好きだった。
その姿も久々に見られてうれしかった。

「初めてのクリスマスに 僕が僕を好きになれますようにって願ったんだっけな
 願いは叶ったかって? そんなこと見てたらわかるだろう」

「君のサンタ いくつまで生きてた?教えて 僕のサンタ 今でも冬の夜空を飛ぶ」


アウトロの、点々さんの歌と真平さんのギターだけになるパートがとても好きで。
真平さん、その時だけピックをすっと口にくわえて指弾きをされるのだけど、その所作も音もとても美しかった。


私はMBHI以降の点々さんしか知らないからその前はわからないのだけど、
MBHIのときは単純に歌えていなかったり、気持ちが入りすぎて歌詞が飛ぶことが多い人だという印象があった。

それでも、そのロックスターとしての華みたいなもので乗り切ってしまう人だったというか。

でもRe:MBHI以降はボーカリストとして、とても成長した姿を見せてくれていたように思う。
会場の空気を味方に付けられないような雰囲気の時でも諦めたり手を抜いたりはなさらなかったし、
声の調子が悪いと感じることは一度もなかった。

こんな言い方をすると随分えらそうだけれど、私は歌詞の細部まで聴き取りたいといつも思っているから、
点々さんのそうした成長であるとか努力は、とてもうれしかったんだ。


点々「楽しんでますかー?最高の笑顔、見せてください」


9.27

後方のスクリーンに大量の文字が流れるように映し出される。
詳細はわからなかったけれど、レコードレビューとかライナーノーツといた感じの文章なのではないかな、と感じた。

「27club Rockstar Dead 死後の評価などもうない 今生きて歌う声に最高の値打ちを下さい」

点々さん、楽しそうだったな。

本当に、ステージを楽しまれていたと思うし、サポートメンバーさん達に笑いかけたり肩を抱きに行ったり、人懐っこい笑顔がたくさん見られた。
あんなに寂しい声で歌っていた人がこんな風に花が咲いたように笑うんだ。
とても眩しかった。


点々「次の曲は、Re:MBHIの曲じゃなくて・・・1曲目もそうだったんだけど。とても大切な曲です。どの曲も大切だけどね・・・(笑) だからこの曲に、気持ちを込めて歌います」

10.青空ギロチン(My BACTERIA HEAT IsLAND)

「無題」と同様、MBHIの曲だ。
この曲のことも本当に大切だった。何もかも好きだった。
MBHIと一緒にもっと広い世界が見られると思っていた。

今、その場所はとても遠いけれど。またこうして息を吹き込んでくれてありがとう、と思った。

「限りなく続くこの宇宙では 正しさなど微塵もないと知った」

「微塵もない」と歌いながら目の前で指で輪を作るようにする点々さんを見て、
確かその動きはケミカルの時も、そしてラッコのMVでもしてらっしゃるなあ、と思うなどしていた。

そしてRe:MBHIの編成で、アレンジで聴くこの曲もとても好きだと思った。
大祐さんが弾いてらしたパートだな、なんて考えながら耳を傾けて。
リヒトさんのピアノが、この曲をより美しくしていた。

かき鳴らすようにして音が高まっていったあとにふっと静かになるパートがあって、
その部分で点々さんのつぶやくような歌声に、リヒトさんのピアノが優しく絡むのがとても好きだと思った。


11.III秒で光る骸骨狂ったチャップリンと命名(KuRt)

これも、点々さんの以前のバンドのcoverだ。
音としてはとてもテンションが上がるような構成で、各パートの見せ場があるのがまたライブ向きだと思った。

それにしても私にとっては、私が馴染みがない頃のてんてんさんだな、というのをいつも感じていたように思う。
その違和感みたいなものは、若さ、とひとことで片付けることもできるし、
点々さんはバンドを、活動形態を変えられるたびに、纏う色を変えられてきた方なんだ、とうことの実感でもあった。


12.my head bursting open call a doctor

この曲はどうしていたかな。何度もモッシュパートを繰り返していたような気もする。
私はこの曲はモッシュするための曲だと思っているので、あまり思い入れがなくて覚えていない。

点々さんは引き続き、楽しそうにフロアを見渡したりサポートメンバーさんと絡んだりしてらして、
とても愛おしいなと思ったけれど、私の感じている寂しさや悲しさとの距離を感じて、さらに寂しくなったりしていた。

それに、私がぼんやりしていたせいもあって、点々さんから鬼気迫るような気迫を感じることが
そういえばこの日はそれほどなかったかもしれないな、なんてことを考えていた。
勝手な感慨だけれど。

私が点々さんに期待してしまうような奇跡みたいな神がかり的なステージングは、
ご自分を追い込んだり精神的にえぐるような鋭さをもってして初めて発現するものなんじゃないかなと思うから。

先述のとおり、私が点々さんに求めているものはきっと残酷なんだ。
ごめんね。
これから先は、点々さんがステージに立つことの楽しさと喜びみたいなものを、素直に受け取れるようになりたい。


13.狂犬病

音源化されている曲の中では一番好きな曲だ。
リヒトさんのピアノの疾走感がもっとも炸裂している曲だと思う。
ライブで聴くたびに好きすぎて苦しくなる。
点々さんの噛みつくような歌声もとても好き。

この日も本当にかっこよかった。各パートの主張がとても強くて、全員がかっこよくて。大好きだった。
まるでぶつかり合うように強いフレーズが散りばめられているのに、それが凄まじく調和している。
きっと個々のプレイヤーとしての技量によるところも大きいのだと思う。


確か、曲が終わると点々さんが早々に去って行って、残響の中、メンバーさん達がお一人ずつはけていった。



-EN-

アンコールに応えて最初に登場されたのはリヒトさん。
1曲フルではなかったのだと思うけれど、ピアノだけで演奏をしてくださって、胸がきゅっとなった。
リヒトさんのピアノが好き。ずっと聴いていたかったな。
Re:MBHIではない場所だとしても、またリヒトさんのピアノが聴きたい。

そして他のメンバーさんが登場される。真平さん以外は白いRe:MBHIパーカーだった。
点々さんにそのことをつっこまれていたけど、おそらく普通に持ってくるの忘れたんじゃないかな。
点々さんが、俺には真っ白に見えてるよ!(実際は黒いシャツ)なんて笑ってらした。

点々「アンコールありがとう・・・。次の曲は、もうやった曲なんだけど、ピアノアレンジでもう1回歌いたいなと思います。歌っていいかな・・・?まだ音源化されてない曲なんだけど、やっていくうちに特別な曲になっていったと思います」

言い回しは正確ではないけれど。
きっと、あの曲のことだ。そう思って震えた。


1.ナイフ (Piano Ver)

通常verとピアノアレンジver、両方大好きで。どちらが聴けるんだろうとどきどきしていた曲だったから。
両方聴けるなんて。とてもうれしかった。
ピアノアレンジは、途中まで点々さんとリヒトさんのみで、途中からバンドアレンジに変わるのだけど、
点々さんの声が際立つようで、本当に好きだった。

この曲に、次に会えるのは、いつになるんだろう。そう思って涙があふれた。
大好きで大好きで、大切だった。こんなに早く、お別れするなんて思っていなかった。


点々「懐かしい曲を歌います。・・・もしかしたら恥ずかしくて歌えないところもあるかもしれないけど・・・がんばって歌います(笑)」


2.ドロ船(KuRt)

宣言通り、照れたような表情でサポートメンバーさんと顔を見合わせてごまかしたりする場面もあったけれど、
それでも精一杯歌ってらしたように思う。


3.ひまわり (餞ハナむケ。)

続いて、さらに点々さんがお若い頃の、長いキャリアの最初のバンドの曲が演奏されて。
若さとか青さとか、ひりひりするようなきらめきがあって。
照れ臭そうだけれど、点々さんはとても楽しそうに見えた。

Re:MBHIの活動を始められたことで、過去の曲を振り返って拾い上げて、また息を吹き込むような、そんな奇跡がいくつもあったと思うから。
この先、遠い未来でもいいから、私も出会いたい曲達にまた会えるといいな、なんて考えたりした。


点々「・・・この曲だとこういう風に、笑っちゃう感じになるからさ・・・(笑)もう1曲やります。これも2回目だけど、付いてこられるよなあ?!」


4.ハゲ散らかしたジョニー

2回目のジョニー。ツーマンシリーズでも2回演奏されることが多かった曲で、
点々さんは2回目の時は決まってテンポを上げていかれるから。
higiriさんの方を向いて、もっと早く、というように指を立てて合図する。
その仕草も、また見られてよかったな、なんて思っていた。


点々「まだ、これじゃ終われねえんだよ!!」

そんな点々さんらしい叫びを聞いて、また愛おしさが増した。
いつもそうだった。予定にない曲を追加してしまう人だった。
床に貼ってあったセットリストの紙を乱暴に剥がして、higiriさんの方に向けて曲名を指で示す。
そして始まり方の指示、のようなことをhigiriさんに伝えるのだけど、
その内容が難しかったみたいでhigiriさんが点々さんに耳打ちで何か返事をして、
点々さんが、え?そうなの?じゃあそれでいいよ、なんて会話をされていたような気がする。


5.my head bursting open call a doctor

何度も何度も、名残惜しいようにモッシュとか逆ダイパートを繰り返していた。
私はその喧騒を遠くから眺めながら、この愛しい空間に別れを告げることの意味を考えていた。
こんなファンでごめんね。最後まで、楽しい気持ちとはかけ離れたところにいたよ。

曲が終わり、メンバーさんが一人ずつはけていって。
それがRe:MBHIとのお別れだった。

点々「また、遊ぼうな!」

そうだね。また、会えたらいいね。

このタイミングではないのだけど、どこかのMCで、点々さんが
「まだ音源化していない曲もあるし、これで終わりじゃないから」ということもおっしゃっていた。
音源化していない曲のこと、忘れないでくださったらいいな。私は切実に焦がれているから。

リヒトさんが手を上げて歓声に応えながら去っていかれるお姿を見て、
そういえばあまり客席を見ることのなかったシャイなリヒトさんが、
この日はあえて客席に視線を向けるタイミングも多かった気がする、なんて思ったりした。

アガサさんがベースにキスをしてから去っていかれるお姿も、とても好きだった。

Re:MBHIは点々さんのソロプロジェクトであってバンドではなかったけれど、
私にとってはバンドと呼べるものだったし、その空間を構成するすべての要素が本当に大切で愛おしかった。

バンドというのはすなわち、人と人がぶつかって起こす化学反応みたいなもので、
とても流動的で、一瞬の輝きであるのかもしれない。
次に会う時は別の形をしていて当然だから。今のままで帰ってきてくださいなんて願えなくて。

だからとても苦しかったな。

残しておきたいからたくさんツイート引用する。消えてしまうものもきっとある。








もう、そんなこと言われたら本当にごめんなさいしかないよ。
同じ気持ちにはなれなかった、ひたすらに寂しくて上の空だった。それでも、大好きだった。



















うざ愛しい人・・・アガサさん・・・。
アガサさんは本当に点々さんのことを、点々さんの声を愛してらっしゃるんだなあと何度も思ったな、って。思い出した。

私も点々さんうざいよ、大好きだけど嫌いだし、ばかー!って言ってひっぱたきたいよ。
でも本当に愛おしい人。そして唯一無二のロックスターなの。誰も代わりになれない。



アガサさん・・・。あなたの音楽にかける情熱が、とても眩しくて好きでした。



リヒトさん、彗星のようにあらわれた人という印象が強くて、次にどこで会えるのか今はとても不安だけれど、
またピアノを弾いているリヒトさんに会えることを、信じたいです。



真平さんのことは、どんどん好きになっていったな。
ゆるやかなところから、勢いをつけて好きになっていった。



Twitterアカウント、消さないでくれてよかった。そのことにはとても怯えていたから。

また会いたいな。大好きで大切で、必要なものでした。

続きはちょっと個人的な話ばかりになるけれど、まとめて残しておきたいので。


大槻ケンヂ先生の特撮というバンドに「うさぎ」という曲があって。
その曲に出てくる「お別れの日の一張羅」という表現がとても好きでね。
それはつまり死装束のことなのだけど、
私は節目のライブにはお別れの日の一張羅を選ぶという儀式をしていて、この日の死装束はこのお洋服にした。



これも儀式みたいなものだ。
私はMBHIの点々さんとして、平一洋さんに出会ったから。
Re:MBHIの点々さんも、私にとっては同じ点々さんだったけれど。

これからはラッコのてんてんさんになる。
私にとっては、別の人くらいがらりと変わってしまうように感じている。

ラッコのてんてんさんのことは、またはじめから好きになる。

消化できない思いがあって、素直に受け入れられずにいる部分もあるけれど、
点々さんの声が世界で一番好きだと、ラッコのMVを見てあらためて感じました。
それだけはゆるぎなく、そうでした。


発表の順番が不可解だったから、どうしてこのタイミングで活動停止なんだろうとか、
まだRe:MBHIが止まっていないのに新バンドの情報が出たり、色々と混乱してしまったけれど、

それでも、「歌うことを選んでくださってありがとう」という思いは強く持っています。

点々さんが歌ってくださる限り。私は点々さんを見ていられる。
ステージを降りてしまわれたら、見えないところに行ってしまったら、平行世界のように、二度と会えない。

その場所に立つために、何をどれだけ犠牲にされていらっしゃるのか、想像するのは難しいけれど、
それでも歌い続けてくださいますようにと、祈ることを許してください。

点々さんの声は、音楽は、もっと遠くまで響くべきだと思う。届くべきだと思う。
そのために、Re:MBHIを途切れさせずに続けてほしかった。
その苦さだけは、ずっと持っていると思います。

My BACTERIA HEAT IsLANDが最後のバンドだとおっしゃった点々さんが好きでした。
Re:MBHIとして名前を残してくださって、お一人で背負い続けてくださったこともうれしかった。
それでも、その言葉の重さが、足枷に、十字架になっていないか心配するところもありました。

点々さんが、様々な葛藤を超えて、再びバンドを組むと決意されたこと。
そこに宿る覚悟みたいなもの、言葉の端々から感じるし、野心も感じる。

届いてほしいです。
届くまで続けてほしい。

だからこそ、Re:MBHIにすぐ帰ってきてほしいとも願えない。
ラッコの合間にできることではないと思っている。

「仲間だから手を離すよ じゃなきゃ辿り着けない場所で また会いましょう」
(えんそく『掌の上の街』)


そう思って、手を離しました。いつか出会いたいけれど。それはすぐではないはずだから。

本当に、MBHIとRe:MBHIのことが、そして点々さんのことが、好きでした。

音楽は色褪せずに。この先も私を支えてくれると思います。

「無題」と「ナイフ」に再会できるまでは、生きようと思うよ。

その先で会いましょう。またね。



ここまで読んでくださった方がもしいたらありがとうございます。
ひとりよがりでごめんなさい。

読了のしるしにこの下の「拍手ボタン」押していただけたら、
最後までスクロールしてくださった人がいるんだなって思えるからうれしいです。
コメントもお名前もなくて大丈夫です。


点々さんへ。
本当に、大好きでした。
一度、手を離します。

全然、離せていないけれど。気持ちとしては、そうです。


また、ラッコのてんてんさんとして。心を掴んでくださったらいいな。

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